誰も語らない文献もない-日本のゲーム産業・隠された歴史
私は、1985年に大学を卒業。同年に現・宝島社に入社し、ゲーム専門誌の編集記者となりました。以来、四半世紀以上もゲーム産業をウォッチしてきたことになります。それでも深掘りするとゲームの歴史は、まだまだ知らないことが多いことに気づきます。私よりも年長の師に学び、世界のゲーム博物館を訪問し、過去を学びました。すると浮かび上がるのです。ゲーム産業とサンフランシスコ講和条約との因果関係が。日本のゲーム文化は「閉じる」傾向があり、アメリカのゲーム文化は「開く」傾向があります。その違いの源流も見えてきます。写真は題名の通り「誰も語らない文献もない」ことをまとめ、講演をした際のプレゼンテーション資料です。「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」(P・ゴーギャン)。私の好きな言葉です。